釜石市議会 > 2021-09-10 >
09月10日-05号

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  1. 釜石市議会 2021-09-10
    09月10日-05号


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    令和 3年  9月 定例会(第3号)            令和3年釜石市議会9月定例会会議録---------------------------------------           令和3年9月10日金曜日--------------------------------------- 議事日程 第5号   令和3年9月10日(金) 定例会         午後1時会議を開く第1 本日の会議録署名議員の指名第2 議長の報告第3 市長の報告第4 請願3件(請願第1号、同第2号、同第4号)第5 報告第8号 上平田川水門工事(その2)の変更請負契約の締結に関する専決処分の報告について第6 報告第9号 令和2年度釜石市健全化判断比率及び公営企業資金不足比率の報告について第7 議案第62号 釜石市過疎地域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例第8 議案第63号 釜石市復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例第9 議案第64号 釜石市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例第10 議案第65号 釜石市介護保険条例の一部を改正する条例第11 議案第66号 令和3年度釜石市一般会計補正予算(第4号)第12 議案第67号 箱崎半島線道路災害復旧(1災538号鵜住居)工事の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについて第13 議案第68号 嬉石漁港車両不法投棄に伴う損害賠償請求事件に係る訴えの提起に関し追認の議決を求めることについて第14 議案第69号 釜石市過疎地域持続的発展計画を策定することに関し議決を求めることについて第15 議案第70号 市道路線の認定に関し議決を求めることについて第16 認定第1号 令和2年度釜石市一般会計歳入歳出決算第17 認定第2号 令和2年度釜石市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算第18 認定第3号 令和2年度釜石市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算第19 認定第4号 令和2年度釜石市介護保険事業特別会計歳入歳出決算第20 認定第5号 令和2年度釜石市魚市場事業特別会計歳入歳出決算第21 認定第6号 令和2年度釜石市水道事業会計決算第22 認定第7号 令和2年度釜石市公共下水道事業会計決算第23 認定第8号 令和2年度釜石市漁業集落排水事業会計決算第24 認定第9号 令和2年度釜石市農業集落排水事業会計決算第25 委員会提出議案第2号 加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的支援制度等の創設を求める意見書の提出について                                     以上--------------------------------------- 本日の会議に付した事件第1 本日の会議録署名議員の指名……………………………………………………… 167第2 議長の報告………………………………………………………………………………〃第3 市長の報告…………………………………………………………………………… 171第4 請願3件(請願第1号、同第2号、同第4号)………………………………… 173第5 報告第8号 上平田川水門工事(その2)の変更請負契約の締結に関する専決処分の報告について……………………………………………………………………………… 177第6 報告第9号 令和2年度釜石市健全化判断比率及び公営企業資金不足比率の報告について……………………………………………………………………………………………〃第7 議案第62号 釜石市過疎地域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例……………………………………………………………………………………〃第8 議案第63号 釜石市復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例…………………………………………………………………………〃第9 議案第64号 釜石市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例………………………………………………………………………………………………………… 178第10 議案第65号 釜石市介護保険条例の一部を改正する条例…………………………〃第11 議案第66号 令和3年度釜石市一般会計補正予算(第4号)………………… 179追加日程第1 議案の撤回について(議案第66号 令和3年度釜石市一般会計補正予算(第4号)……………………………………………………………………………………… 199第12 議案第67号 箱崎半島線道路災害復旧(1災538号鵜住居)工事の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについて …………………………………………………… 200第13 議案第68号 嬉石漁港車両不法投棄に伴う損害賠償請求事件に係る訴えの提起に関し追認の議決を求めることについて…………………………………………………………〃第14 議案第69号 釜石市過疎地域持続的発展計画を策定することに関し議決を求めることについて…………………………………………………………………………………… 201第15 議案第70号 市道路線の認定に関し議決を求めることについて…………………〃第16 認定第1号 令和2年度釜石市一般会計歳入歳出決算……………………………〃第17 認定第2号 令和2年度釜石市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算………〃第18 認定第3号 令和2年度釜石市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算……〃第19 認定第4号 令和2年度釜石市介護保険事業特別会計歳入歳出決算……………〃第20 認定第5号 令和2年度釜石市魚市場事業特別会計歳入歳出決算………………〃第21 認定第6号 令和2年度釜石市水道事業会計決算…………………………………〃第22 認定第7号 令和2年度釜石市公共下水道事業会計決算…………………………〃第23 認定第8号 令和2年度釜石市漁業集落排水事業会計決算………………………〃第24 認定第9号 令和2年度釜石市農業集落排水事業会計決算………………………〃第25 委員会提出議案第2号 加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的支援制度等の創設を求める意見書の提出について…………………………………………………………… 202--------------------------------------- 出席議員(17名)                 議長   木村琳藏君                 副議長  菊池秀明君                  1番  古川愛明君                  2番  磯崎翔太君                  3番  三浦一泰君                  4番  川嶋昭司君                  5番  野田忠幸君                  6番  深澤秋子君                  8番  高橋松一君                  9番  遠藤幸徳君                  10番  平野弘之君                  11番  千葉 榮君                  12番  佐々木 聡君                  13番  細田孝子君                  14番  山崎長栄君                  15番  水野昭利君                  16番  佐々木義昭君--------------------------------------- 説明のため出席した者         市長           野田武則君         副市長          晴山真澄君         総務企画部長       佐々木 勝君         市民生活部長       菊池公男君         保健福祉部長       小笠原勝弘君         産業振興部長       平松福壽君         建設部長兼復興管理監   熊谷充善君         文化スポーツ部長     佐々木育男君         危機管理監        菊池拓也君         総合政策課長       佐々木義友君         総務課長         川崎浩二君         財政課長         佐野正治君         資産管理課新市庁舎建設推進室長                      藤井圭一君         生活環境課長       和賀利典君         健康推進課地域医療連携推進室長                      岩崎 隆君         建設課長         本間良春君         防災危機管理課長     関 末広君         会計管理者        小池幸一君         水道事業所長       今入義章君         教育長          高橋 勝君         教育部長         紺田和枝君         教育委員会総務課長    山崎博美君         学校教育課長       佐々木 誠君         学校教育課主幹      奥村謙治君         監査委員         小林俊輔君--------------------------------------- 事務局職員出席者         事務局長         村上純幸         事務局次長        廣田昭仁         事務局次長        小山田富美子---------------------------------------               午後1時会議を開く ○議長(木村琳藏君) 本日の出席議員は17名で定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 直ちに本日の会議を開きます。 本日の議事は、お手元の議事日程第5号により進めます。 釜石市議会は、申合せによりクールビズを実施しております。暑いと思われる方は上着を脱いでも結構です。 また、新型コロナウイルス感染症の感染防止のため、1時間に一度、換気のため、10分程度の休憩を設けます。 また、傍聴の方、市当局、議員の議場内でのマスクの着用とマスクを着用したままでの発言に努めるようお願いします。多人数が集合している状況にあることを考慮し、効率的な会議の進行に御協力をお願いいたします。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第1、本日の会議録署名議員の指名を行います。会議録署名議員には、会議規則第81条の規定により、議長において8番高橋松一君、11番千葉榮君を指名いたします。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第2、議長の報告であります。 市長から、令和3年9月10日付釜総発第153号をもって令和3年9月釜石市議会定例会正誤表の送付があり、お手元に配付しておりますので、御了承願います。 次に、議会改革特別委員会からの提言により、議会活動を市民にお知らせする一環として、このたび常任委員会の活動報告を行うことといたしました。 初めに、総務常任委員会の活動報告を総務常任副委員長にお願いいたします。 総務常任副委員長、登壇願います。  〔総務常任副委員長深澤秋子君登壇〕 ◆総務常任副委員長(深澤秋子君) 今任期の総務常任委員会所管事務調査について、報告を申し上げます。 なお、議員辞職により総務常任委員長が不在ですので、副委員長の深澤から報告を申し上げます。 総務常任委員会は、議員改選後の令和元年9月17日から委員会活動を行ってまいりました。 主な活動は、1回の行政視察と、付託された請願2件の審査でございます。 行政視察は、釜石市議会のホームページに詳細な報告書を掲載しておりますので、ここでは詳しい報告は省略いたしますが、新型コロナ感染症が問題化する前の令和2年1月に実施しております。 平成18年の財政危機宣言からV字回復を果たした静岡県熱海市の財政再建策や、当市と同様にラグビーワールドカップ2019日本大会において開催市の責任を果たした大阪府東大阪市や東京都府中市のラグビーのまちづくりについて視察を行い、調査結果はその後の質問や提言につなげております。 請願の審査に関し、放射性廃棄物等の持込み拒否に関する条例の制定について、当局とともに協議を行いました。 当市は、動燃による地下研究施設の動きを契機として反対運動が活発になり、平成元年9月26日に「放射性廃棄物の持込み等に関する宣言」を議決し、放射性廃棄物の持込みにはいかなる場合であっても反対し、放射性廃棄物の最終処分地については一切受け入れないことを宣言しています。 しかし、30年が経過し、NUMO(ニューモ)による地層処分の説明会が全国各地で開催される状況であり、市議会においても条例の制定についての提言がなされるなど、条例制定の機運が醸成されていました。 これらのことを踏まえ、常任委員会は当局と協議を行い、令和2年6月定例会において、宮古市と共に県内沿岸自治体に先駆けて、放射性廃棄物の持込み拒否に関する条例を議決する成果につなげております。 なお、常任委員会に付託された請願は、もう1件ありますが、時間をかけて審査中でありますので、報告は省略いたします。 以上、今任期の総務常任委員会所管事務調査の報告といたします。 ○議長(木村琳藏君) 次に、民生常任委員会の活動報告を民生常任委員長にお願いいたします。 民生常任委員長、登壇願います。  〔民生常任委員長千葉榮君登壇〕 ◆民生常任委員長(千葉榮君) 今任期の民生常任委員会所管事務調査について、御報告いたします。 民生常任委員会は、令和元年9月17日から活動を行ってまいりました。 この間、保健衛生・環境・社会福祉・消防・教育文化の事項の中から、社会福祉に関する事項の調査研究について、令和2年1月に先進地への行政視察を行ったほか、同年2月には釜石市社会福祉協議会の事業及び活動内容についての意見交換会、さらに同年11月は、市内子育て施設の現状を把握することとし、上中島こども園、すくすく親子教室、平田子育て支援センターの現地視察を行うとともに、事業の運営状況等について調査研究を行いました。 初めに、令和2年1月に実施した行政視察についてでありますが、当市では東日本大震災の復興事業等の影響により、子供が自由に遊べる公園などの整備に遅れを取っている状況や、東日本大震災を教訓とした防災への備えなどから、前期の民生常任委員会の主な調査研究テーマを子育てと防災とすることとし、子供と大人が一緒に遊ぶための子育て交流施設「あそびあむ」運営事業を実施しております京都府舞鶴市、災害時に配慮が必要な親と乳幼児を対象にした愛知県江南市の乳幼児避難所事業こ~たん避難所」、さらに、身近な避難場所である小学校の受水槽に蛇口を設置したり、グラウンド地中内に非常用貯水槽を設置して、災害時など大規模断水時における応急給水拠点強化事業を実施している三重県津市への視察研修を行い、その後の質問や提言を行ってまいりました。 次に、釜石市社会福祉協議会との意見交換会においては、主な事業内容のほか、令和元年8月からの岩手県の2か年モデル事業と東日本大震災被災者生活支援事業やひきこもりがちな被災高齢者、特に男性を中心とした生きがい就労を創出する活動として、林業を通じた生きがい就労事業の新たな取組の説明を受け、現状と今後の課題など、活発な意見交換を行いました。 令和2年11月には、市内の子育て施設、上中島こども園、すくすく親子教室、平田子育て支援センターの3施設については、当市の保育の情報提供、育児支援等によりよい活動が行われているか、子供たちはもちろんであるが、働く職員にとっても働きやすい環境であるかなど、施設見学を行いながら現場の声を直接聞きました。 特に、上中島こども園とすくすく親子教室の2つの施設については、増加する保育ニーズや保護者の多様な就業形態に対応する保育環境の整備といった釜石市が抱える課題の解決を目指し、同じ敷地内に併設されたものであり、当初の目的は果たされているものかなどを中心に聞き取りを行いました。 最後に、付託された請願の審査であります。 当委員会に付託された請願は、令和2年1件、令和3年に3件、計4件ございました。令和2年の「安全・安心で、ゆきとどいた教育実現につながる少人数学級」の実現を求めることについての請願は、既に採択され、国に対し意見書を提出しております。残りの3件の請願については、本日、この後、審査の報告をすることになっており、次期民生常任委員会に引き継ぐ継続中の請願はございません。 以上、今任期の民生常任委員会所管事務調査の報告といたします。 ○議長(木村琳藏君) 次に、経済常任委員会の活動報告を経済常任委員長にお願いいたします。 経済常任委員長、登壇願います。  〔経済常任委員長佐々木聡君登壇〕 ◆経済常任委員長(佐々木聡君) 今任期経済常任委員会所管事務調査について、報告を申し上げます。 令和元年12月5日、「釜石港コンテナ航路セミナー2019 イン北上」へ出席し、釜石港のさらなる有効活用と国際貿易港への理解を深めました。 令和2年2月3日から6日にかけて行った行政視察は、1日目に沖縄県名護市において、スポーツツーリズムと民泊による交流人口の維持について、2日目、神奈川県南足柄市において、地域活性化につながったイノシシの被害防止対策について、3日目、栃木県さくら市において、資源作物栽培による耕作放棄地の解消について、それぞれ視察研修を実施しております。 名護市のスポーツツーリズムについては、当市においても代表的なスポーツが複数あることから、これらを地域振興や波及効果につなげる施策が重要であると考えます。ここでのスポーツとは、自転車ロードレースを指しており、自治体が整備した自転車専用レーンによって事故が格段に減少する効果も確認されております。 次の獣害被害も、当市において市民を苦しませている大きな課題であり、南足柄市の事例から学ぶべきは、官民協働で対策に当たり成果を出しております。官民協働の重要性を改めて認識したものです。 さくら市の事例では、資源作物栽培による耕作放棄地解消を行っており、耕作放棄地に植栽した資源作物をペレット加工しバイオマス燃料として利用するなど、一石二鳥の取組と言えます。釜石市でも、休耕田などの増加が確認できますが、市内の法人や民間有志によって耕作放棄地解消に取り組む事例もあります。このような民間主導で公益に資する活動の支援を検討することも必要であると考えております。 令和3年2月8日、釜石・大槌地域産業育成センターにおいて、海洋エネルギー産業化に向けた取組、釜石地域食産業活性化に向けた取組について視察研修を実施しております。 令和3年7月16日、一般社団法人岩手建設業協会釜石支部との意見交換会を行いました。市内における建設業の現状と課題について、経済常任委員会と岩手県建設業協会釜石支部、市当局の三者で質疑、意見を交わしたもので、公共事業における地元企業への発注などについて、岩手県建設業協会釜石支部からの要望が重ねて上げられております。 これら行政視察、意見交換会、調査研究に基づき、議会においての質問や提言に反映させております。 以上で今任期の経済常任委員会所管事務調査報告とします。 ○議長(木村琳藏君) 以上で議長の報告を終わります。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第3、市長の報告であります。 市長、登壇願います。  〔市長野田武則君登壇〕 ◎市長(野田武則君) 本日は、このたび締結をいたしました遠野市との災害時における施設等の利用に関する協定及び学校法人龍澤学館との包括連携協定の2件について、既に各種報道等で御存じのことと思いますが、私から改めて御報告をさせていただきます。 初めに、遠野市との災害時における施設等の利用に関する協定の締結についてでございます。 このたび、遠野運動公園を大雨洪水時の自動車による広域避難先として利用するため、去る9月1日、遠野市との間で災害時における施設等の利用に関する協定を締結いたしました。 岩手県が公表した甲子川、小川川及び鵜住居川の想定最大規模の降雨による洪水浸水想定では、流域の可住地の多くが浸水エリアとなっているほか、既存の指定避難場所についても複数箇所が浸水エリアに立地しているなど、市内における大雨洪水時の避難先確保に課題を抱えております。 このような中、遠野市に対し、遠野運動公園駐車場への自動車による広域避難について相談を持ちかけたところ、遠野市から広域避難への理解と前向きな対応をいただき、今般の協定締結に至ったところであります。 遠野運動公園は、河川の洪水浸水想定エリア外であり、かつ県が指定する土砂災害警戒区域外に所在しております。また、約300台を超える駐車能力に加え、釜石自動車道によるアクセス性、さらには、男女別のトイレや、周辺にはスーパーやコンビニなどの店舗が多く、避難時の利便性に優れておりますほか、遠野市内への自動車避難は、分散避難の方法として、新型コロナウイルス感染予防対策の観点からも有効な選択肢の一つと考えております。 今後も、出水期が続きますことから、速やかな避難情報の発令や明るい時間帯での避難など、市民の安全・安心を念頭に入れた取組を進めてまいります。 改めまして、遠野市への自動車避難の実現に当たり、本田遠野市長をはじめ遠野市の皆様には多大な御協力を賜り、この場を借りて厚く御礼を申し上げます。 次に、学校法人瀧澤学館との包括連携協定の締結についてでございます。 当市と学校法人龍澤学館は、相互の人的、知的資源の交流により、地域社会の発展、地域の将来を担う人材育成、学術の振興に資するため、去る9月6日、盛岡市内の同学校法人施設におきまして、包括連携協定を締結いたしました。 学校法人龍澤学館は、昭和28年に、盛岡市内に私塾進学研究会を創設された後、グループ中核である学校法人龍澤学館を中心に、予備校、高等学校、幼稚園のほか、専門学校6校を運営されており、教育、人材育成事業にとどまらず、福祉や地方創生の分野も手がけておられます。 これまで学校法人龍澤学館とは、平成24年10月に震災復興支援協定を締結させていただき、当市においては、東日本大震災からの復興に向けた応急・前期の段階から、地域文化の継承や発展、生涯学習の推進、産業振興及び住民福祉の向上のほか、仮設住宅に居住する被災者の支援、地域の特産品事業化支援等、様々な分野において震災復興の促進に御協力をいただいてまいりました。 こうした支援協定に基づく様々な取組が土台となり、相互の関係性が深まり、問題意識の共有や意見交換を経て、当市が抱える人口減少や少子高齢化などの諸課題に対応するとともに、復興の先を見据えた今後の地方創生とSDGsの取組推進に向け、支援協定をさらに発展、拡充させるべく、新たに包括連携協定を締結したものであります。 このようなことを踏まえ、包括連携協定におきましては、1つ、地域活性化に関すること、2つ、地域産業の振興に関すること、3つ、高等教育機関の立地に向けた取組に関すること、4つ、地域の将来を担う人材の育成に関すること、5つ、多文化共生社会の実現に向けた取組に関すること、6つ、地域文化の継承、発展及びスポーツの推進に関すること、7つ、健康、医療及び福祉の充実に関することなどの連携事項を定めており、今後、学校法人龍澤学館の知見、ノウハウ等を提供いただきながら、地域の活力創生と持続可能性を高める取組を実施してまいります。 とりわけ、長年の課題であります人口減少、少子高齢化、医療福祉分野への人材育成、さらには地域の活力となる若者の定着への対応は極めて重要であり、連携事項の3つ目、高等教育機関の立地に向けた取組は、連携の大きな柱と考えております。こうしたことを踏まえた当市からの要望に対し、学校法人龍澤学館から深い御理解と心強い御英断を賜り、市内への高等教育機関設置の準備を進めていくものであります。 なお、市内に設置する高等教育機関でありますが、医療福祉系学科と日本語学科の定員合わせて200名程度とする専門学校を予定しており、校舎に市教育センターの活用を想定しながら、早ければ令和5年度の開校が予定されております。 今後、双方において本格的な開校準備作業に移行してまいりますが、各調整や準備の進捗に応じ、議員並びに市民の皆様に逐次お知らせをしてまいりたいと存じます。 市内への高等教育機関設置に向けた取組を柱とするこのたびの包括連携協定の締結につきまして、当市にとりましては長年の課題解決につながる光明として、復興完遂の集大成、さらには活力にあふれる未来への確かな道筋になるものと考えております。 当市といたしましても、開校に向けて可能な限りの支援と万端な準備はもとより、協定事項の各取組推進に努めてまいりたいと存じます。 今後とも議員並びに市民の皆様に、何とぞ御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げ、市長報告といたします。 ○議長(木村琳藏君) 以上で市長の報告を終わります。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第4、請願3件を議題といたします。 本件に関し、民生常任委員長の報告を求めます。 委員長、登壇願います。  〔民生常任委員長千葉榮君登壇〕 ◆民生常任委員長(千葉榮君) ただいま議題となりました請願3件につきまして、民生常任委員会における審査の経過並びに結果の概要を報告いたします。 初めに、請願第1号安全・安心の医療・介護の実現と国民のいのちと健康を守るための請願書は、新型コロナウイルスの大規模感染により医療崩壊が取り沙汰されていること、また、公立・公的病院の重要性が求められていること、医療・介護・福祉、そして公衆衛生施策の拡充が喫緊の課題であることから、国民が安心して暮らせる社会実現のために必要な施策を講じるよう、国に意見書を提出していただきたいとするものであります。 審査は、令和3年3月12日、6月18日、8月4日、8月11日の計4回行い、8月4日には紹介議員に詳しい説明を求め審査を行いました。 委員から、地域医療構想の見直しは都道府県が策定するものだと思うが、なぜ国に要望しようと考えたのかという質問に対し、公的・公立病院の統廃合の再編と地域医療の構想は全国的な運動であり、釜石市のことだけではなく、国民という目で見ることが大事であるとのことでした。 また、委員から、国民の命を守るために保健所の増設、ウイルス研究、検査・検疫体制の強化・拡充を図ること、医師の確保に力を入れていくことは必要であり、それなりの資金や財源を必要とするが、財源の確保はどのように考えているのかとの質問に対し、国家予算の見直しや予算の組替えが必要であり、財源というより命を守ってほしいというものでありました。 採決に当たっては、本請願の願意は大きく見ると国民の命と健康を守るというものであり、不採択にはならないのではないかという意見も出されましたが、請願項目を一つ一つ審査したところ、地域医療構想の策定は都道府県が行うものであり、国に意見書を出す意図に乏しいことや、社会保障に関わる国民負担軽減を図ることはもっともであるが、一層進展するであろう少子高齢化や、医療職、介護職の増員、検疫体制の強化・拡充を求める医療体制の強化と財源の確保の点で矛盾しているという意見が多数ありました。 これらの意見を踏まえ採決したところ、全会一致で不採択とすべきものと決しました。 次に、請願第2号加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度創設を求める請願についてでありますが、本請願は令和3年8月4日、請願者と紹介議員から請願に対する詳しい説明と、当局からは当市の聴覚障がい者の人口動態、加齢性難聴の原因などの説明を求め、計3回審査を行いました。 加齢による聴力の低下は、一般的に高音域から始まるとされ、40歳代から聴覚の衰えは始まり、60歳代になると軽度難聴のレベルまで聴力が低下する音域が増え、70歳を超えるとほとんどの音域の聴力が軽度難聴から中等度難聴レベルまで低下し、65歳から74歳までは3人に1人、75歳以上では約半数の方が難聴に悩んでいるということでした。 委員からは、70歳を超えると一気に難聴、加齢性難聴者が増え、障害者手帳の交付対象に該当しない方々が多くいるということを考えれば、何かしらの補助が必要ではないか、手帳があるかないかによって生活の質に差があるということは平等ではないため、公的助成や補助があってもいいのではないかなど、本請願に反対する意見はなく、全会一致で採択すべきものと決しました。 最後に、請願第4号県立釜石病院に医師確保を求める請願についてであります。 本請願の趣旨は、岩手県立釜石病院の循環器内科の専門医の減少や、産科医と小児科医の確保が困難なために、分娩の取扱いを休止するということが公表されたことにより、地域住民は不安を感じているため、岩手県立釜石病院に循環器内科や産婦人科等の医師を確保し、基幹病院として充実した医療体制が整うように、釜石市議会において採択してほしいというものであります。 令和3年6月18日及び8月11日の計2回審査を行いました。 委員からは、本請願の趣旨に対する思いは皆同じであり、誰もが県立釜石病院において安心して分娩できる体制を整えてほしい、循環器内科等の専門医が確保され、基幹病院として充実した医療を提供してほしいという思いであるが、県政の意思決定に係る事項について当市議会では採択できない請願項目も含まれていることから、不採択にするしかないのではないかということ。さらに、当市議会では、岩手県立釜石病院の機能強化を求める要望を岩手県知事に提出すること、6月定例会において同様の趣旨の意見書を提出することが可決されており、岩手県知事に対して既に提出されているので、同じような趣旨の意見書を提出することは適当ではないなどの意見が出されました。 しかしながら、願意等は十分に理解できるとして、採択すべきではないかという意見も上げられました。 採択すべきものか不採択にすべきものか慎重に審査を重ね、令和3年8月11日の委員会において採決したところ、やはり本請願は市議会で採択することができない項目が上げられていることと、既に同じような趣旨の意見書を提出済みであることから、不採択にすべきものと全会一致で決しました。 以上で請願3件についての審査に係る委員長報告を終わります。 ○議長(木村琳藏君) ただいまの民生常任委員長の報告は、令和3年請願第1号は不採択とすべきもの、同第2号は採択すべきもの、同第4号は不採択とすべきものであります。 次に、令和3年請願第1号について討論の通告がありますので、順次発言を許します。 6番深澤秋子君、登壇願います。  〔6番深澤秋子君登壇〕 ◆6番(深澤秋子君) 日本共産党の深澤秋子です。 請願第1号安全・安心の医療・介護の実現と国民のいのちと健康を守るための請願書に対して、賛成の立場で討論に参加します。 新型コロナウイルス感染症は、1年半過ぎた現在においても収束の兆しが見えない中で、国民誰しもが必要と感じる要請項目を網羅したこの請願は、200を超える地方議会の採択と国への意見書、多数の賛同、紹介応諾、国会議員が請願採択を求めたにもかかわらず、政府はまともな審議も行わず審議未了扱いとしました。 コロナ禍ではっきりしたことは、病院にもかかれず命をなくす人が出ている自公政権の下で、病床を削ってきた、医師、看護師を減らしてきた、保健所を減らしてきたことなど、この結果が助けられる命も助けられない現状をつくってきたことは明らかです。 私はこのことからも、この請願書に対して賛成の意見を求めたいと思います。 1、今後も発生が予想される新たな感染症拡大などの事態にも対応できるよう、医療、介護、福祉に十分な財源確保を行うこと。2、公的病院の統合、再編や地域医療構想を見直し、地域の声を踏まえた医療体制の充実を図ること。3、安全・安心の医療、介護提供体制を確保し、医師、看護師含め医療従事者を大幅に増員すること。4、保健所の増設、保健師等の増員など、公衆衛生行政の強化、拡充。5、社会保障に関わる国民負担軽減を図ることについて上げられている請願に賛成する立場として、討論に参加といたします。 ○議長(木村琳藏君) 6番深澤秋子君の発言は終わりました。 ほかに討論はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) これにて討論を終結いたします。 これより令和3年請願第1号を採決いたします。この採決は起立によって行います。 お諮りいたします。本請願に対する民生常任委員長の報告は不採択とすべきものであります。本請願を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(木村琳藏君) 起立少数であります。よって、令和3年請願第1号は不採択とすることに決定いたしました。 次に、請願第2号について討論の通告はありませんが、討論ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり)
    ○議長(木村琳藏君) これにて討論を終結いたします。 これより令和3年請願第2号を採決いたします。この採決は起立によって行います。 お諮りいたします。本請願に対する民生常任委員長の報告は採択すべきものであります。本請願を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(木村琳藏君) 起立全員であります。よって、令和3年請願第2号は採択することに決定いたしました。 次に、令和3年請願第4号について討論の通告がありますので、順次発言を許します。 6番深澤秋子君、登壇願います。  〔6番深澤秋子君登壇〕 ◆6番(深澤秋子君) 日本共産党、深澤秋子です。 請願第4号県立釜石病院に医師確保を求める請願の採択に賛成する立場で討論に参加します。 3月15日、釜石病院の産科医と小児科医の確保が困難なことから、10月から分娩機能休止という衝撃的な報道が突然ありました。その報道を受け、市長、町長をはじめ各行政の関係者ら、市議会、町議会、市民、町民がそれぞれのところで、分娩機能継続のため奔走し、努力した経過がありました。また、基幹病院においては、半年前の10月に内科医の減少もあり、市民にとっては二重の痛苦を味わうこととなりました。 その中で、市民団体からは、市内各地から1万6000筆にも及ぶ医師確保を求める署名が集まりました。常任委員会に付託され幾度となく審議されたものの、結果として市議会としても意見書を上げている、県の施策であることなど勘案し、不採択の運びとなりました。 しかし、市民とすれば納得いくはずがなく、一人一人の声は市議会とは違う意見があると考えます。一人一人の思いを受け止めて考えていただきたいと思いました。 以上、県立釜石病院に医師確保を求める請願に賛成する立場で討論に参加しました。 ○議長(木村琳藏君) 6番深澤秋子君の発言は終わりました。 ほかに討論はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) これにて討論を終結いたします。 これより令和3年請願第4号を採決いたします。この採決は起立によって行います。 お諮りいたします。本請願に対する民生常任委員長の報告は不採択とすべきものであります。本請願を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(木村琳藏君) 起立少数であります。よって、令和3年請願第4号は不採択とすることに決定いたしました。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第5、報告第8号上平田川水門工事(その2)の変更請負契約の締結に関する専決処分の報告についてを議題といたします。 これより質疑を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第6、報告第9号令和2年度釜石市健全化判断比率及び公営企業資金不足比率の報告についてを議題といたします。 これより質疑を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第7、議案第62号釜石市過疎地域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第62号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第8、議案第63号釜石市復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。  (発言する者なし) ○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第63号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第9、議案第64号釜石市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第64号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第10、議案第65号釜石市介護保険条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第65号を採決いたします。本案を原案どおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 暫時休憩をいたします。               午後1時43分休憩---------------------------------------               午後1時55分再開 ○議長(木村琳藏君) 休憩を打ち切って会議を再開いたします。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第11、議案第66号令和3年度釜石市一般会計補正予算(第4号)を議題といたします。 お諮りいたします。審議の方法は、第1条歳入を一括、歳出は款ごとに、続いて、第2条債務負担行為、第3条地方債を御審議願いたいと思いますが、御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認め、さよう決定いたします。 第1条歳入を一括御審議願います。 これより質疑を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 以上をもって歳入の質疑を終わります。 次に、歳出の御審議を願います。 第2款総務費、質疑を許します。 5番野田忠幸君。 ◆5番(野田忠幸君) 総務費、第1款総務管理費、庁舎建設費について伺います。 説明書のほうでは、庁舎建設工事と債務負担行為が一緒になっているので、第2条のほうもまとめて質問をさせていただきます。 いよいよこの予算が可決すると入札の公告に入るわけでありますが、3月の定例会の私の質問に、市長のほうから当市経済への最大の効果の発現を含め、総合評価落札方式の導入について検討を進めていると答弁がありましたが、新聞報道でも総合評価と出ておりますけれども、その方針に変わりはないのか伺います。 もしそうであれば、この総合評価方式の中に、評価の中に実績の事項がありますけれども、設計によりますと、この新市庁舎の工法には地元の建物にはない工法が含まれておりますので、地元の企業は実績の点で当初から入札に参加できないと考えてよろしいのか、それとも建築A級は参加できるけれども、それ以外は参加できないということになるのか伺います。 ○議長(木村琳藏君) 新市庁舎建設推進室長。 ◎資産管理課新市庁舎建設推進室長(藤井圭一君) お答えいたします。 こちらのお尋ねの件につきましては、予算議決前でありますので、あくまでも予定というレベルでお答えさせていただきたいと思います。 まず、建築工事につきましては、これまで述べてまいりましたとおり、総合評価落札方式を採用したいと考えております。また、電気並びに機械の入札につきましては、最低評価落札方式を採用したいというふうに、3つに分けて発注をさせてもらいたいというふうに考えておるところでございます。 このうち、建設工事の総合評価落札方式につきましては、実績についての評価は、工法についての実績評価ではございませんでして、同種、同規模あるいは類似事業として今般実施いたします新市庁舎の建設に係る実績を求めたいと考えておるところでございます。特に、配置予定技術者の実績は、工事の着実な実施と完成品質の確保に欠くことはできないと考えておるところでございまして、この点を評価の対象に入れたいというふうに思っているところでございます。 この実績という点でございますけれども、市内の企業さんの実績をちょっと調査させていただいたところ、この実績という点につきましては、クリアするというような状況を確認できたところは、一部を除いて困難であろういうふうな状況で確認させていただいているところでございます。つきましては、当市経済の最大限の効果を考慮いたしまして、参加資格といたしましては、釜石市の建築工事登録業者のうち、市内A級の業者を1名以上、必ず構成員といたします単独あるいは共同企業体としたいというふうに考えております。 なお、総合評価におきましては、地域経済に係る配慮を技術提案項目とする予定でございますので、この点で、作業員や資材、所用物品の調達などを市内からという視点で提案していただきたいと考えておりまして、これを評価することによりまして、市内A級以外の業者の皆様にも参加していただける機会を確保してまいりたいと、このように思っているところでございます。 ○議長(木村琳藏君) 5番野田忠幸君。 ◆5番(野田忠幸君) 建設工事について総合評価ということでありますが、工法そのものに関する実績ではないとおっしゃいましたので、ただ、工法に関しては、評価点数も高いし、評価委員の評価、それから心証にも影響するので、結局はその工法をした実績を持つ企業となりますと、地元以外の企業とJVを組むことになるかと思います。 そこで、市長は3月の定例会で、先ほど言ったように、当市経済の最大限の効果の発現が最大のポイントだと答弁しているんですけれども、地元以外とのJVとなりますと、地元企業優先を放棄すると同じような結果にならないかと危惧するのですが、いかがでしょうか。それでもJVを組むとすれば、地元企業が幾らかでもイニシアチブを取れるような配慮があればいいんですけれども、JVの比率を指定するということは考えているでしょうか。 もう一つ、総合評価であれば、評価委員というのはどのような方を予定しているのですか。教えてください。 ○議長(木村琳藏君) 新市庁舎建設推進室長。 ◎資産管理課新市庁舎建設推進室長(藤井圭一君) お答え申し上げます。 まず、地元企業の優位性という視点でございますけれども、先ほどの質問の中でもお答えいたしましたが、市内A級の業者さんが必ず参加していただかなければならない、このような体制を取っております。こちら言い換えますと、組織構成をする場合に、市内のA級業者さんが主導権を持って相手を選べるというような状況でございます。そういった面から、市内の事業者さんがイニシアチブを取って、この事業に参加できるというような体制を取りたいというふうに思っているところでございます。 次に、出資比率についてでございますが、こちらについては、参加される企業さんによるところが大きく、例えば、自分のところでより多くの出資比率によって利益を多く得たいというふうに考えるところもあれば、出資比率をなるべく抑えつつ、経済的負担を抑えたいというふうに思っているところもあろうかと思います。 そういった出資比率の割合についても、最終的にはA級業者さんが主導権を持っているような状況でございますので、それぞれ主導権を持っていらっしゃる業者さんが、その出資比率についても有効な交渉材料として調整していただければというふうに思っておりまして、基本的には、国土交通省が現在定めております共同企業体の在り方というようなガイドラインのようなものを出しているんですが、そちらにのっとった形で実施する方向でございまして、改めて独自の考え方はしないと、出資比率についてはそのように考えておるところでございます。 なお、評価委員のお話でございますが、詳細につきましては、今後の審査に影響するおそれがありますので、お名前等々、ちょっとお出しすることはできないんですけれども、まず内容からして、建築技術、あるいは地域経済、波及効果の点もございますので、そういった点に専門的な知見を持った方々にお願いしたいと、このように思っているところでございます。 ○議長(木村琳藏君) 5番野田忠幸君。 ◆5番(野田忠幸君) 日にち的に、大手に任せておけば安心という考えは分かりますけれども、以前に市民体育館の例もありますので、当局のほうに、安易に大手であればいいとか、よもや大手が受けてくれれば楽ができるなんてことはないと思います。品質の確保を上げるのはもっともでありますが、地元の業者ではできないという空気ですけれども、地元企業の施工能力はどのように精査して把握したものか伺います。 それと、品質確保には施工能力と実際の施工ということになるんですけれども、施工を管理する体制は庁内ではどのように整えているのでしょうか。 それと、監理の入札も、今、予算として出ているんですが、この入札には、建設と同じように地元の業者をJVと言える状況に付す予定はあるのでしょうか。 最後に、釜石市条件付一般競争入札実施要綱では、市長が必要に応じて参加資格を定めることができるとされています。釜石市地元企業優先発注に係る実施方針、ここでも地元優先とありますけれども、ここに書いてある市内業者を入札参加資格とすることは考えていないのでしょうか。 以上です。 ○議長(木村琳藏君) 新市庁舎建設推進室長。 ◎資産管理課新市庁舎建設推進室長(藤井圭一君) お答えいたします。 まず、こちら大手に任せておけば安心というふうなところではございませんでして、やはり施工の確実性や品質の確保は、住民の負託を受けて公共事業を発注する市の責務というふうに思っておりますので、先ほどの体育館の例はございましたけれども、これまでの失敗を繰り返さないように万全に努めてまいりたいというふうに思っているところでございます。そうした意味からも、通常の一般競争入札という手法ではなくて、手続にかなり困難な手間を要する総合評価落札方式ということで、諸般の課題を解決しながら進めてまいりたいというところで、現在考えているところでございます。 地元企業さんの施工能力につきましては、できないというところについては、正直これまでそういった事業が市内でやられてきませんでしたので、ちょっとそれについては物理的に判断ができないです。ただ、我々、施工の実績に着目したということについては、そこの市内の業者さんができないというところではなくて、やった実績が、やはり先ほど申し上げました市の責任として、建設事業の確実性、こういったものが確認できるであろう手法というところで選択したものでございます。あくまでもできないという評価ということではございませんので、その点は御了解いただきたいと思います。 工事監理につきまして、本当にそういう事態、過去にはございましたけれども、まず、現体制の中で万全を期してまいりたいというふうには考えております。ただ、いかんせんそれだけでも不安なところがございますので、さらに専門的なところといたしまして、工事監理業務を出したいと思っておりますが、こちらにつきましては、設計書に対する進捗管理、あるいは関連する複数の業務の進度調整を行っていただきたいというふうに思っておりまして、設計内容や工法の決定、プロセスの熟知、設計内容に疑義が生じた場合には変更に関する事柄など、設計者との関係が、責任の所在の観点からも含めて不可分なところがあろうというふうに考えているところでございます。したがいまして、本庁舎の設計を請け負っていただきました業者さんに、この監理業務につきましてはお願いしたいと、現在は考えているところでございます。 最後の点でございますけれども、諸所の条件をクリアできれば、市内の業者さんだけでも元請となることが可能かともいうふうには思っておりますので、さらにはそれが困難で参加できないというふうな形にならないように、それが困難だけれども参加したいという意思のある方にも、参加機会を公平に持ってもらいたいという観点で、さらに競争性を担保したいという点も加えまして、参加資格を市内業者として限定することはちょっとできないというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(木村琳藏君) ほかにございませんか。 1番古川愛明君。 ◆1番(古川愛明君) 何か重複するところがあるかも分からないんですけれども、お伺いいたします。 万全の体制でという言葉を今、使われました。しかし、すごい心配なのは、今、推進室といいますか、今いる藤井さんと、いるのはあと一人なんですね。可能ですか、今から五十何億という建物を建てるのに、これを言って万全と言えるかどうかお聞きいたします。 ○議長(木村琳藏君) 新市庁舎建設推進室長。 ◎資産管理課新市庁舎建設推進室長(藤井圭一君) まさに今おっしゃられたところが事実で、専任といたしましては、私とあと課長補佐級の職員が1名というところでございます。ほかのメンバーといたしましては、兼務職員ということで、あと6名ほど配置にはなっておりますが、万全かと問われれば、それはなかなか困難なところもあるのかなというふうには考えております。 そういった状況ではございますが、我々担当部署だけではなくて、幸い各部署にも協力をいただきながらやらせていただいているところもございますので、このままでいくかどうかということについては、今後の体制について担当と協議はいたしますけれども、現時点においては、できる限り万全なというところで頑張ってまいりたいと思いますので、御支援のほどよろしくお願いします。 ○議長(木村琳藏君) 1番古川愛明君。 ◆1番(古川愛明君) これは市長もよく考えてやってほしいです。実際、体育館の、先ほども言いましたけれども、出ていましたけれども、市民体育館のときでもそうだと思うんですね。結局、何だかんだ言って追加出していますよね。そのときに、今、市内の建設業者たちが言っているのは、何で、そうやって言えばすぐ出すんじゃないかみたいな話になっているんですよ。絶対あってはならない話なんです。 そして、今、施工監理は設計者にということで言いました。それは本当にそれでいいと思いますけれども、やはり市の庁舎の中に専門的なのの分かる人が、それは第三者でもいいと思いますけれども、いていろいろ監視していかないと、何が起こるか分からないことは体育館でもう本当に経験しているはずです。体育館だけじゃないですよね。鵜住居の一連の建物ってほとんど欠陥、あまり言葉使いたくないですけれども、そういう場面があったはずです。本当に今、室長が一生懸命万全でやったとしても、人数が多いからということもありますけれども、実際本当に留意していただきたい。どうですか、市長。 ○議長(木村琳藏君) 市長。 ◎市長(野田武則君) 新しい市役所の庁舎建設は、これからの復興後の最大の大きな課題でございますので、その万全の体制という意味で、一つは組織の在り方ということだと思いますが、今までも、例えばワールドカップのときは、ワールドカップの仕事の内容に応じて組織をつくってやってまいりましたので、そういった意味では、この予算が通れば、それに対応した新たなというか、組織をさらに強化していかなければならないというのは当然のことだと思っております。 あわせて、今までの様々な工事等のその教訓に応じて、市のほうもそれに準じていろいろと学んできているわけでございますので、そういったものをまさにこれ生かすと、この庁舎建設にそれを生かしていくということが、市民の皆さんの期待だろうと思っておりますので、そういった点は、今、議員御指摘のことについては本当に我々も重く受け止めて、きちんとした体制とその中で進めていきたいと、こう思っているところです。 ○議長(木村琳藏君) 1番古川愛明君。 ◆1番(古川愛明君) 先ほどもちらっと言いましたけれども、万が一にも追加での予算要求など出ないように、それを万全を期してやっていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(木村琳藏君) 8番高橋松一君。 ◆8番(高橋松一君) まず、簡単なところから1点お伺いしておきます。 まず一つは、今回の庁舎建設の方法については理解をするんですけれども、業者はいつ頃をめどに努力しているんだろうかな、これが1点です。 それから、今、一番課題になっている盛土の問題です。これは2か月ぐらいに完成させるという内々の話があるんですけれども、実際、今取り組まれているのかどうか、それで2か月以内に決まるのかどうか。 それから、マスコミ等でよく報道されているんですけれども、県内の、例えば久慈とか宮古市とかが、こういう津波の問題でかなり苦労をしている。県のほうではそれに対して明確な指針が出ていないような気がしますけれども、それらについてどう対応しているのかお伺いいたします。 ○議長(木村琳藏君) 新市庁舎建設推進室長。 ◎資産管理課新市庁舎建設推進室長(藤井圭一君) お答えいたします。 ちょっと順序は御質問とはずれますが、まず、盛土の関係についてお話しいたします。この盛土の工事につきましても、建築の工事に含まれておりますので、現在まだ行われておりません。したがいまして、こちらは相手方が決まり次第やっていただくというふうな形になっておりまして、そういった点から、いつ行うのかというところについても、それら手続が整わないとできないかというふうに考えております。 その手続の部分につきまして、一番最後にお話のございました県の津波シミュレーション、現在行われている状況でございます。先般、県の担当者に確認させていただいたところ、今月中頃に第1回の委員会で、専門家の方から御意見を伺うというふうな話を聞いておりまして、その結果をその後、早々に教えていただけると、市内のほうを歩いて、その結果についてお知らせして歩きますので、それまでお待ちくださいというふうに言われておりますので、まずその県の動きを待ちつつも、ちょっと早めにもらえないかというようなアクションは起こしてまいりたいというふうなところでございます。 したがいまして、そちらのシミュレーションの結果は、当然、この庁舎の建設計画にどうすべきかというところは、その結果を見て検討し、また皆様からも御意見を頂戴しながら考えてまいりたいというふうに思っているところでございます。 ○議長(木村琳藏君) 8番高橋松一君。 ◆8番(高橋松一君) 業者は後で答えていただくとして、議長さん、申し訳ないけれども、先にそっちの。 ○議長(木村琳藏君) 新市庁舎建設推進室長。 ◎資産管理課新市庁舎建設推進室長(藤井圭一君) 申し訳ございませんでした。 その業者の決定につきましても、先ほどの前段の部分、津波のお話を含めまして、正式に発注ができるような状態になった段階で決めていくというふうなところになろうかというふうに思っております。 ○議長(木村琳藏君) 8番高橋松一君。 ◆8番(高橋松一君) いずれ尻を切ってそれぞれ計画を立てているわけですよね。例えば建設には、大体20か月くらいでできますよという一つの案を提示しながらやっている。ただ、今お話のあったとおり、業者の決定より先に、県のほうの出方についてもまだまだ流動的だというふうな話でございますよね。やっぱりそういうふうにしていくと、建設時期が決められていながらも、着工する時期というのはどんどん先送りされていくというのが心配なんですよね。安い金額の事業じゃなくて、とてつもない膨大なお金のかかる事業でございますから、やっぱりある程度市民の目にも投資効果が分かるような方法を逐一取っていく必要が、私はあるんじゃないのかなというふうに思うんです。その辺の見解を求めておきたいと思います。 ○議長(木村琳藏君) 新市庁舎建設推進室長。 ◎資産管理課新市庁舎建設推進室長(藤井圭一君) ただいまのお話、まさにおっしゃるとおりでございますが、情勢次第でちょっと変わってしまう時期、予定をしていたところ、今回の予定につきましても、ある程度前もってお話をさせていただいたところではございましたけれども、ちょっと状況の変化も目まぐるしい、特に今、コロナとかを含めましても、予算の部分で単価金額が変動も激しかったりするところもございます。 そうした中で、最終目標を令和5年度というところで持ちながら、最大限準備できるところは準備していきながら進めてまいりたいというふうに思っておりまして、できる限りの情報は出させていただきながら進めてまいりたいと思いますが、所要の手続も一生懸命やりながら進めてまいりたいと思いますので、日程については、これで確定というところはまだできないところでございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(木村琳藏君) 8番高橋松一君。 ◆8番(高橋松一君) 震災後、一区切りついている時期に、新たにこういう大きな事業を営むわけですから、市民の間でもかなりの興味を持っていることは事実ですよね。ちょこっと気になるのは、強度の問題、土盛りの関係でうんと心配になってくるのは強度の問題なんですよね。やっぱり同時進行しながら建物建てていくというような説明のように承っているんですけれども、今の時代でも、そういう土盛りの強度というのは、そういう構造建物の頑丈な建物を建てるのに、大丈夫なそういう形でなっていくんだろうか。 それから、もう一つは、そういったことをやっていくと、工事の時期が当然ずれ込んでいくわけですよね。今でも大体20か月ぐらいの予定ですが、土盛りでも2か月ぐらいかかります。22か月は楽にかかるわけですから、しかもそれをまだ発注できていないというような状況ですと、もっともっとかかるわけですからね。 もう一つは、安全性の問題は以前からずっと言われてきているんです。住民説明ですよね。やっぱり地域の住民ばかりじゃなくて、こういう今の釜石市にとってみると大きな政策課題ですよね。こういったことを市民の皆さんに明らかにしていく必要があるんじゃないでしょうか。一部の方々だけが分かっていて、こういう事業を進めるということじゃなくて、庁舎の問題ですから、やっぱり全市民が興味を持っているわけですから、逐一それを報告すべきじゃないのかな。先ほど、体制のことも話題になっているようでしたけれども、私はこういったときにこそ、全庁挙げてきちっとした体制を取っていくべきだというふうに思います。 これはどなたでもいいですが、そういう決意のほどをお伺いしておきたいと思います。 ○議長(木村琳藏君) 新市庁舎建設推進室長。 ◎資産管理課新市庁舎建設推進室長(藤井圭一君) まず、盛土のお話につきましてお答えいたします。 確かに盛土自体の強度を保つためには、ある程度安定までの時間を取らなきゃならないというふうなことは確かでございます。ただ、今回の庁舎につきましては下に杭を打ちます。支持地盤まで杭が入りますので、だからと言って固めなくてもいいかといえばそうではないんですけれども、実際に使われる段階までには、その建物は杭で支えてありますので、駐車場面とかの強度については、施工と同時にやりながらでも十分な強度を担保できるというふうに思っているところでございます。 また、市民の皆様への情報提供につきましては、これまでも高橋議員から何度もお話頂戴いたしまして、なかなかできないところで、私どもも歯がゆい思いをしておりました。ただ、そういう中ではございますけれども、そういうコロナ対策を考慮しながら、先般も市の広報で、3回連続で市の庁舎の情報を出させていただいたり、そういうできる限りのところ、ホームページでも出させていただいたりもしております。そういう形で、このコロナ禍においても何とか市の庁舎の情報を出しつつ、来るべきときにはしっかりとした方法により説明してまいりたいと、可能な限りこの情報につきましては、市民の皆様に情報提供をさせていただきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(木村琳藏君) ほかにございませんか。 14番山崎長栄君。 ◆14番(山崎長栄君) 私からは、防災士養成研修講座事業261万8000円の減額補正ですが、なぜ減額補正されるのか、それと今後の防災士の養成について、どのような考え方を持っていらっしゃるのか。 もう一つ、防災士に対してどのような期待を持たれておられるのかお尋ねをします。 ○議長(木村琳藏君) 防災危機管理課長。 ◎防災危機管理課長(関末広君) 防災士養成講座の減額補正の関係でございます。 新型コロナウイルスの感染予防の観点から、昨年度に引き続きまして、今年度も養成講座の開催を見送ったという形でございます。 今年度につきましては、当初、8月21日から22日の土曜日、日曜日の2日間で開催を計画してございました。その際に、どうしても防災士の資格を得るためには、消防署が行う救急救命講習が必要なもんですから、その講習が消防署のほうでは今年は実施できないという状況がございまして、今年はちょっと、8月に計画しておったんですが、開催を見送ったという状況にございます。 来年以降なんですけれども、ワクチン接種が進んで、どのような形に今後推移していくのかはまだ読めませんけれども、担当課としては改めて引き続きまして養成講座のほうを開催して、防災士の育成に努めてまいりたいと思っております。 それから、防災士に何を期待するのかということですけれども、まず、民間の資格でございます。防災士には任意で、様々、企業であったり団体であったり、地域に入っての防災活動、様々活動を自主的にやっていただきたいという思いがございます。それに加えて、やはり我々公費を使って防災士を育成しているという前提がございますので、防災士それぞれの情報交換によって、資質の向上を図ってもらうだとか、防災士が地域に入り込んで積極的な防災活動を行っていただきたいという思いがございますので、少しずつそういった方向に向けた取組をしてまいりたいと思います。 ○議長(木村琳藏君) 14番山崎長栄君。 ◆14番(山崎長栄君) 今後、希望者がどれだけいるかというのは、ちょっとつかみ切っているのかどうなのか分かりませんけれども、今、お話しされたようなことは、市が公費を使って育成するとき、既に決めて、既に動き出していなきゃならないことではなかったのかなと。何かこれまでは、ただ防災士の講習をやって防災士の資格を取っていただくと、それだけで何か終わっているような気がするわけです。 それで、近年、災害が多くなってきているという中で、私はもう少し、特に防災士の中でも公私、自分のお金で資格を取った方々もおりますし、公費で市役所が予定した講習を受けて防災士になられた方もおります。いろいろな形で防災士の資格を取っているわけですが、災害時、例えば避難指示が出たという場合に、避難所の運営等に役所の職員1人、2人、3人では何ともならないわけですから、若手の防災士の資格を取った方々、そういった方々にいち早くはせ参じていただいて、そして、その避難所の運営に協力をしていただくと。 そういった場合にはいろんな、例えば労災ではないですが、けがを負った際の補償とかなんとかという問題等も出てきますから、そういうことは全てきちっと整理された上で、少ない職員で市内全域の避難所の運営というのは本来無理な話ですから、そういうところで、私は防災士の方々に活躍をいただいたらどうなのかなということ等も考えられるわけですが、そういったことについての所見をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(木村琳藏君) 防災危機管理課長。 ◎防災危機管理課長(関末広君) 避難所の運営についてでございます。 議員さん御提言のとおり、先日、台風8号の際にも12か所、避難所を開設いたしまして、職員が張りついて運営するわけですけれども、どうしても人数的な不足、力は否めないというところがございます。防災士さんが地域それぞれ散らばっている中で、そういったところに自主的に参加いただいて活躍いただければ、我々もなお力強いものだと感じてはおります。 ただ、今現在397名防災士いるんですが、これは市が養成した人数で、新聞報道によりますと、釜石には防災士資格を持っている人が402名いるという報道もございますので、5人ほど、多分もしかしたら、自前で取った方がいるんだと思うんですが、仮に400だとして、120名ぐらいが市職員、それから企業の方々が30名、40名、それから高校生、それから自主防災組織の方々という形で、もう既に、ある程度バランスが、いざ災害が発生したといったときに、平日であれば、それぞれ避難所に行って活躍するのは物理的に不可能な構成の部分も正直ございます。 したがいまして、今後、防災士の養成講座も開催していないために、スキルアップセミナーも開催しておりませんが、引き続き防災士の、今のどんな活動をしているかという動向等を確認しながら、若干でもそういった防災士のスキルを我々防災スタッフの力添えいただけるような形に持っていきたいなと思っております。 ○議長(木村琳藏君) 14番山崎長栄君。 ◆14番(山崎長栄君) 本来であれば、防災士を育成する際に、そういったことまで考えた上で防災士の育成を図るべきではなかったのかなと、そのようにも考えるわけです。これからでもいいですから、そういう避難所運営、あるいは避難地域での避難にも携わっていただくとか、防災士のただ知識を学んだだけで、それを使うことがなく終わったのでは公費の無駄使いだと、私はそう思うんですよ。 いずれにしろ、もう少しこの防災士、それから自主防災組織の在り方についても、機能的に、あるいは機動的にもう少し動けるような、災害時、あるいは災害が予測される際に活躍をしていただく、そういうことをもう少しこの危機管理課の中で検討されてもいいのではないかなと、そのように思うわけです。 せっかく防災士の資格を取っても、それで終わったんでは何ともならないわけですから、もう少し積極的に、そういうことを念頭に置いた上で、ぜひ防災士の養成を図っていただきたいと。それでこそ税金を使っての養成ですから、これは税金を使っても市民に還元されていくわけですから、ぜひそのことを考えていただきたいなと、そのように思うわけです。 それから、防災士、災害時ということで、ちょっとずれますが、防災無線で各地域あるいは各団体で避難訓練をやってほしいというような呼びかけをされております。なかなか、地域によってはやられたところもあるようですが、一斉にやるという今までのようなことにはいっていないなと、コロナという影響下の中での避難訓練ですから、なかなかできないそういう環境下にあるわけですが、防災無線で呼びかけておりますが、何かむなしくあの放送が聞こえてくるんですよ。もう少し、本当にやってほしいという思いがあるんであれば、もう少し考えたほうがいいのではないかなと、そのように思います。 そういったところにでも、防災士も絡んでいくというようなこともぜひ考えていただきたいなと思いますが、3回目ですから、そういった今後いろいろと防災士の活躍する場をもう少し幅広く、ぜひ検討していただきたいと、そのことについての答弁をお願いします。 ○議長(木村琳藏君) 防災危機管理課長。 ◎防災危機管理課長(関末広君) 防災士についての御質問です。 災害が起きそうなとき、それから災害が今まさしく起きるというときに、リアルタイムで我々市職員が地域に入って一人一人を助けることができれば、それにこしたことはないと思うんですが、現実問題として、リアルタイムのときには、我々市職員は助けに行くことができない。そういったことがあって、自らの命は自らで守るという、国も含めてみんなが最近叫ばれているような状況がございます。 そういった中で、やっぱり議員さんお話しのとおり、防災士さんであるとか、自主防、今、組織率50%ですけれども、そういった方々の力を借りながら、すぐには防災力が向上していくという形ではないとは思うんですが、少しずつでも防災の力が上がっていくような取組をしたいなと思っております。 それと、避難訓練なんですが、当初、我々もぜひとも今年はやりたいという思いがございました。ただ、コロナがこのような状況になるというのはちょっと予想しておりませんでして、同じ場所に同じ時間に、不特定多数の人々が集まった際に、我々手指消毒であるとか感染対策をそれぞれの緊急避難場所で講じることができればやりたいなと思っていたんですが、どうしてもそういった感染防止対策を市ができるという状況にはなかったものですから、避難訓練は中止とさせていただきました。 そういった中にあっても、いろいろ町内会さんであるとか、学校含めて、いろいろ考えながら自主的な訓練をしていただいておりますので、来年はぜひ一斉の訓練ができる状況になればやっていきたいなと思っております。 ○議長(木村琳藏君) ほかにありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 第2款の質疑を終わります。 第3款民生費、質疑を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 第3款の質疑を終わります。 第4款衛生費、質疑を許します。 13番細田孝子君。 ◆13番(細田孝子君) 予算書の7ページ、妊産婦アクセス支援事業についてお伺いいたします。 分娩が県立大船渡病院に集約されることに伴い、妊産婦の交通費と宿泊費を助成するということであります。これまで市では、ハイリスク妊婦さんに対して交通費助成、1回の出産に対して5回まで、1回3000円の交通費補助という事業を行っておりました。今回、予算計上されているのは、ハイリスクの妊婦さんが上限10万円で、それ以外の妊婦さんは5万円ということであります。 それで、今回この事業において、今までのような交通費の助成回数ですとか、助成1回当たりの助成額とかに制限というか縛りはあるのかどうなのかお伺いしたいと思いますし、また、この助成額にした根拠、その部分についてもお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(木村琳藏君) 地域医療連携推進室長。 ◎健康推進課地域医療連携推進室長(岩崎隆君) 妊産婦アクセス支援事業について、その回数とかの縛りはあるのか、この上限額にした根拠についてでございます。 まず、アクセス支援事業、交通費等、従来の事業といいますか、現在の制度が交通費だけということだったんですけれども、今回は宿泊費も追加でということなんですけれども、これに加えて、今まで5回としておりました回数の制限は設けないというようなことで考えてございます。 この上限額の根拠についてでございますが、まず、ハイリスクの妊産婦に対する助成についての部分につきましては、対象病院が県内全域の周産期母子医療センターであるということと、既にこの事業を実施している大槌町のほうの事業の上限額が10万円であるということも参考にしながら、10万円という金額設定にしようとしているところでございます。 それから、ハイリスク妊産婦以外の妊産婦の助成につきましては、5万円ということにしてございます。これの根拠といたしましては、対象病院が大船渡病院に限定ということを今予定しておりまして、通院の時期もおおむね妊娠32週目以降の通院に対する助成ということで、大体半分くらいの回数になるのかなということで、10万円に対して5万円というふうに考えてございます。 ○議長(木村琳藏君) 細田孝子君。 ◆13番(細田孝子君) まず、回数については撤廃をしたということは分かりました。 ただ、それじゃどういう計算をして、その交通費を払うのかということになるかと思うんです。今までは、1回行って1往復して3000円という感じで計算をして、それでお支払いをしていたんですが、1回につきどのくらいという基準がないと、どういう計算を妊婦さんたちはしたらいいかというのは、とても混乱するところだと思うんですが、その交通費の1回当たり幾らと見て、その計算をして、ハイリスクの方は県内の、これは医大も含めての10の周産期医療センターを示しているのかもしれないんですが、1回につきどのぐらいというふうに計算しないと、後で精算するときに困るかなというふうに思うんですが、その部分ですね、1回につき大体どのぐらいという計算をされたのか、もう少し具体的にお伺いをしたいと思います。 それから、周産期、県内どこでもという話ですが、これはお医者さんが指定された県内の病院ということでしょうか。それとも、本人が希望してそこを選べばそこに通院できるということなのか、それについてもお聞かせいただきたいと思います。 それから、事前宿泊についてでありますが、これについても医師の判断で、医師が前泊をしたほうがいいという指導をされたときに、これは使われるものなのかどうなのかお伺いしたいと思いますし、この宿泊料というのの対象というのは妊婦さんだけなのかどうなのか、これについてもお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(木村琳藏君) 地域医療連携推進室長。 ◎健康推進課地域医療連携推進室長(岩崎隆君) お答えいたします。 まず、計算方法についてでございますけれども、ハイリスクの妊産婦さん、県内の病院ということだったんですけれども、一応、基本額は3000円といたしますけれども、3000円を超える、例えば距離が1キロ37円で今計算をした場合、大船渡病院を考えると3000円以内で収まるということで、一応基準の単価は3000円としておりますけれども、3000円を超える部分があった場合は、その部分も実費相当で計算をして助成をするというふうに考えてございます。 それから、ハイリスクの病院につきましては、ハイリスクの妊産婦が対応できる病院は、地域周産期母子医療センターか総合周産期医療センター、これ県内に10か所でしたかあったと思うんですけれども、そちらの病院。(発言する者あり)その10か所については、自分で選べるということになろうかなと思うんですけれども、医師のそういった指示となれば、そちらのほうを考えていただくというような形になろうかなと思いますけれども、一応、助成制度の中では、そこは特に限定はしないということでございます。 それから、事前宿泊につきまして、医師の判断がなければ助成の対象にならないのかということでございますけれども、そこについても限定はしていないというふうに。 最後に、事前宿泊の宿泊費の助成の対象は妊婦だけなのかということにつきましては、妊婦御本人のみというふうに考えてございます。 ○議長(木村琳藏君) 13番細田孝子君。 ◆13番(細田孝子君) ハイリスク妊婦さん以外の妊婦さんの1回につき3000円というのは、大体私も計算したらば、5回ぐらい掛ける3000円と、あとは8000円くらいの宿泊費に使えるくらいの余裕があるので、そういうものかなというふうに思ったんですが、ただ、ハイリスクの妊婦さんが自由に、今の答弁だとお医者さんが決めたところでも本人でもいいとなると、盛岡になる人もあれば宮古のほうに行く人も、中部病院でも、いろいろ希望のところに行けるとなれば、やっぱり距離数が変わってくると思うんですね。なので、今の話だと、何か超えた分は実費計算でと、そこら辺が曖昧だと思うんです。例えば、この病院に行ったらば幾らの補助、この病院を使ったら幾らというふうに、はっきり決めてあげたほうが、妊婦さんたちも計算しやすいし、請求しやすいと思いますので、そうしていただきたい、できればなというふうに思います。 それから、宿泊、これも限定ではないと、自分の判断でもいいしお医者さんの判断でもいい、これもどうなのかなというふうに思いました。陣痛が来るのを自分で判断というのはなかなか難しいなというふうには思ったんですが、何か大槌町のほうを見ると、医師の判断でというふうに書いて紹介がされていましたけれども、いずれにしても、この宿泊の部分、対象が妊婦さんだけというお話でしたが、入院するのであれば一人でもいいんですけれども、民間の宿泊先に妊婦さんが一人でというのは、何かあったときにやっぱり大変だと思うんですね。それを考えれば、付添いの方、一人分ぐらいの助成というのも検討されてもいいんじゃないかなというふうに思います。 これ、久慈市の例なんですが、久慈市はハイリスクの妊婦さんの方で、市外で出産される方に対して、同居家族か配偶者か、例えば実家の親御さんですとか、1回1万円助成をするという、そういう支援制度をしているみたいです。 そういうことも参考にしながら、やっぱり予算つけられた中での使い方について、自由度を持ってといいますか、利用できるような方法に、支援方法にしていただきたいなというふうに思うんですが、それについてお伺いしたいと思いますし、あと、今回、一般質問でも陣痛が起きてからの病院に行く行き方についていろいろお話しになりましたけれども、いずれ、妊婦さんが一番心配なのは、検診に行くとか産後のケア、そういった部分も心配なことはたくさんありますが、まずはちゃんと産めるかなと、陣痛が来てちゃんと無事出産できるかなという部分が一番心配な部分だと思うんですね。 それを考えれば、病院への行き方、そういった部分、あとは前泊するならば、やっぱりそういう付き人があったほうがいいんじゃないかとか、多分、事前の妊婦さんたちからの意見の中には出てきていた話だと思うので、そこを再度、県のほうともお話合いをしていただいて、詰めていただければなと思いますし、それを妊婦さんだけにお伝えするのではなくて、これから家族を増やそうと考えている方々、市民の方もこの支援制度に対して関心持たれているので、行き当たりばったりの支援策という感じにならないように、ある程度まとめられたものを皆さんにお知らせしていただけるような、そういう方法を取っていただきたいというふうに思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(木村琳藏君) 地域医療連携推進室長。 ◎健康推進課地域医療連携推進室長(岩崎隆君) 久慈市の事例も参考にということで、確かに久慈市のほうでは御家族の助成ということで1万円というのがあったかと思います。今まさに制度の設計中、設計作業も準備を進めておりますけれども、そのほかにタクシーで行った場合の実費の助成とか、今、里帰り妊婦さんも来られているということもお伺いしておりましたので、そういったところも併せて検討させていただきたいなと思っております。 それから、周知につきましては、きちっと市の内部のほうで決定しましたらば、広報等できっちり周知をさせていただきたいと思っております。 病院への行き方につきましては、病院のほうからこういった場合は、例えば釜石病院に電話してくださいと、こういった場合は大船渡というのを事前に妊婦さんのほうにきちっと説明をして、ガイドブックを作成して、それを説明しながら配布しながら、過ごし方とかそういった指導も行いながらということでございまして、妊婦さんのほうとしては、それに従って電話をして、医師の先生の指示に従って行動していただくということで、併せて支援チーム、それから救急時の救急隊のほうも全力でサポートしながら、妊婦さんの安心・安全な出産、これを支援していくというふうにしてまいりたいと思っております。 ○議長(木村琳藏君) 2番磯崎翔太君。 ◆2番(磯崎翔太君) 私からも、この妊産婦アクセス支援事業334万円の新規事業について質問させていただきます。 まず、今回334万円ということでございましたが、今の現段階で結構なんですが、ハイリスク妊産婦に対する助成とそれ以外の、いわゆる通常分娩に近い形になると思いますが、それぞれ何名程度を想定した上での予算計上か、お答えをお願いします。 ○議長(木村琳藏君) 地域医療連携推進室長。 ◎健康推進課地域医療連携推進室長(岩崎隆君) 何名程度の想定で計算されたのかということでございます。 まず、ハイリスクの妊産婦につきましては10名程度、それからハイリスク以外の妊産婦につきましては80名という程度を想定して計算をしたものでございます。 ○議長(木村琳藏君) 2番磯崎翔太君。 ◆2番(磯崎翔太君) 万が一、10人、80人それぞれ上限額でいきますと、およそ500万程度ですか、総額で500万程度というところになると思うんですけれども、実際、私も子供3人いるので3回出産経験していますけれども、やっぱりおなかが大きくなってくると、いろんなところに出かけたりする、手続でどこか足を運ばなければいけないとなったときに、例えば私が仕事が休みで一緒に妻に付き添って行く分には、負担というのはすごく軽いんですけれども、今そういう世の中でもないですし、実際に奥さんは一人とか、出産される方一人で手続しなきゃということになると、手続のために例えば市役所を訪問しなきゃいけないとか、手続のたびにまた移動しなきゃいけない、ハイリスクになればなるほど移動すらも危険ですよというふうに言うパターンがあるんですね。 となったときに、助成しますよということで、例えばかかった交通費に対して、今回これぐらい支給できます、助成できますというのではなくて、そもそも、例えば10万円であるとか5万円という上限額が決まっているのであれば、その上限額そっくりそのまま妊婦さんに対して給付してしまうというような議論というのはなかったんでしょうか。 ○議長(木村琳藏君) 地域医療連携推進室長。
    健康推進課地域医療連携推進室長(岩崎隆君) お答えいたします。 定額を助成したほうがいいんじゃないかということだったんですけれども、県内の市町村の中でも出産祝金ということで、定額2万円とか5万円とかしているところもあるんですけれども、今回の既存の制度、あるいは大槌町とも協議をしながら、県のハイリスクの制度がございまして、それを活用できるということで、こういった定額ではなくて、交通費と宿泊費という組合せのものを考えたところでございます。 ○議長(木村琳藏君) 2番磯崎翔太君。 ◆2番(磯崎翔太君) 室長、出産祝いは出産祝い、それ事後なんですよ。それはそれ、今回は今回で。大槌町はこうですから、岩手県の制度に乗っかった結果、こうですからということではなくて、制度ありき、ほかの自治体、同じ医療圏の自治体ありきで考えるんではなくて、市として妊産婦の方にどういった支援ができるかと考えた場合に、私は最適解、これじゃないと思うんですよ。 ある程度の中で、例えば県の補助が使えないとか県に乗っかれないよというのであれば、だったらいっそのこと市単独でやりましょうというような気構えがないことには、やはり妊産婦さんはかなり不安だと思いますし、実際、今、答弁いただいていますけれども、この場で答弁、なかなかかみ合っていないですよね、さっきから。かみ合わないということは、市民の皆さんに対して説明するときも、下手するとかみ合わないんですよ。 この中で、担当部局がやはりそういう説明に終始してしまうと、我々も不信感抱いてしまいますし、逆に今度利用する市民の皆さんも、どうすればいいの、こんなに手続細かいんだったら、いっそのこと面倒くさいやとかとなっちゃう可能性もあるので、やはり説明に関しても何に関しても、煮詰めた上で、妊婦さんファーストで、妊婦さんのため、また、それを支える御家族のためにどうするのが一番いいのかという最適解を見つけてほしいんですけれども、改めて今回のこの妊産婦のアクセス支援事業で、ここ是正しなきゃいけないなという点があれば是正していただきたいんですけれども、是正しなきゃいけないというような点ってありますか、今の段階で。 ○議長(木村琳藏君) 地域医療連携推進室長。 ◎健康推進課地域医療連携推進室長(岩崎隆君) お答えいたします。 今回、新設という意味では、ハイリスク以外の妊産婦さんの制度は、これは市の独自の事業でございまして、新たに追加されたものでございます。 それで、交通費につきましては、必ず通院もされるということで必ず使われるというふうに思っておりますけれども、ちょっと宿泊費につきましては、正直言ってどのぐらいのニーズがあるかというのは、まだこれ実施してみないとちょっと今、分からないといったところが、少しその部分についてはやってみないと分からないという部分はありますけれども、ある程度、制度のこの助成金のほうにつきましては活用されると思っております。 ○議長(木村琳藏君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(小笠原勝弘君) 今回の妊産婦アクセス支援事業の補助金上の制度の設計という部分でございます。 基本的には、県の既存のハイリスクの制度がございまして、それを財源としてある程度見込みたいということがございましたので、その枠の中で、例えば宿泊に関しましても妊産婦さんが限定されておりましたので、そういう部分での枠で考えてきたという経過がございました。 ただ、一方で、例えば交通費単価に関しましては、一応3000円を、現在は3000円ですけれども、それを基準としつつ、それを上回る場合にはその実費を補填するとか、それから、一応上限額の範囲内での任意に医療機関を選択できるとか、そういった部分はある程度柔軟性を持った形で考えておりましたので、それによって、ある程度利用しやすいのではないのかなと、そんな形では考えていたというところでございます。 今いろいろと御意見ございましたので、今の予算の中でどこまで対応できるか、今、明確に御答弁できませんけれども、予算が成立した中で、できる範囲の部分では利用しやすく分かりやすいという制度の部分は検討していきたいというふうに考えてございます。 ○議長(木村琳藏君) 3番三浦一泰君。 ◆3番(三浦一泰君) それでは、予算の概要と主要事業の4ページを見ていただきたいと思います。 4款衛生費、1項4目の環境衛生費、環境保全事業について質問させていただきます。 本文には、釜石市環境基本計画の策定に向けてとありますが、この基本計画はどのような計画なのか概要をお伺いいたします。また、この計画はいつをめどにつくり上げようとしているものかをお伺いいたします。 2つ目の質問でありますけれども、温室効果ガス排出量の将来推計などの基本調査を行うとのことでありますけれども、具体的に何をどのように調査されるのかお伺いいたします。 また、釜石市環境基本計画の策定に当たり、調査結果をどのように生かすのかをお伺いいたします。 ○議長(木村琳藏君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(和賀利典君) まず最初に、環境基本計画の概要についてですけれども、当市は、海、山、川などの豊かな自然環境に恵まれております。このような当市の自然環境を後世に継承していくことや、SDGsを踏まえました身近な生活環境の保全及び資源を大切にいたします循環型社会、再生可能エネルギー等の普及等に関する施策などについて、計画の中に盛り込みたいと考えております。 なお、作成期日につきましては、今年度と来年度の2か年を予定しておりまして、令和5年の3月をめどに策定する予定でございます。 次に、具体的に何をどのように調査するのかということについてでございますけれども、釜石市環境基本計画の施策分野といたしましては、現時点では5つ考えております。自然との共生、生活環境、循環型社会、脱炭素、協働継承の5つの分野を考えておりますけれども、各分野におきまして、様々な施策を実施したいと考えております。 具体的な調査についてでございますけれども、特に脱炭素社会の実現に向けた取組につきましては、専門的な知識と調査、分析が必要となりますことから、当市の温室効果ガス排出量ですとか再生可能エネルギーの現状などについて、専門家の業者に委託して調査を行いたいと考えております。 次に、どのようにそれを生かしていくのかということでございますけれども、その調査結果を分析いたしまして、2050年までの脱炭素社会を見据えまして、課題を整理した上で、当市の温室効果ガス排出量等の削減目標ですとか、再生可能エネルギーの導入目標などを設定いたしまして、低炭素型まちづくりの推進ですとか、気候変動への適応など各種施策を環境基本計画に生かしたいと考えております。 ○議長(木村琳藏君) 3番三浦一泰君。 ◆3番(三浦一泰君) ただいま釜石市環境基本計画の施策分野としては、1、自然との共生、2、生活環境、3、循環型社会、4、脱炭素、5、協働継承の5つの分野に分かれていると。そして、今回の調査は、脱炭素社会の実現に向けた取組の一環であるということが分かりました。 そこで、次の質問をしたいというふうに思います。釜石市環境基本計画の策定後になると思うんですが、市民への具体的な依頼は、いつ頃、どのような形で行われるのかお伺いいたします。 2つ目ですが、今後は釜石市環境基本計画に基づいて施策展開がなされると思いますが、市民が意欲を思って取り組める体制整備が必要ではないか、そういうふうに考えます。市の考えをお伺いいたします。 ○議長(木村琳藏君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(和賀利典君) まず最初に、計画策定後について、市民に具体的な依頼はいつ頃、どのような形で行われるのかについてでございますけれども、現在も市では、ごみの減量講座ですとか環境展などを実施しております。市民への環境負荷を減らしまして、自然と共生する社会実現に向けた啓発活動を行っております。 環境基本計画が策定された後でございますけれども、具体的な取組ですとか削減目標を定めますことから、市民の皆さんですとか事業者の皆さんの協力が必要となります。したがいまして、市の広報ですとかホームページ、現在行っております各種講座などを活用しまして、より一層の周知と啓発に努めてまいりたいと思います。 次に、市民が意欲を持って取り組める体制整備が必要ではないかという御質問ですけれども、現在、町内会や企業はもとより、教育委員会ですとか小中学校、高校などの児童・生徒を巻き込んでの活動も、今後は有効ではないかと考えております。新たな組織を立ち上げるのではなくて、当課が現在所管しております既存の釜石市公衆衛生組合連合会ですとか、釜石市地球温暖化対策協議会などの組織なども活用しながら、関係課、関係企業、団体とも連携を行いまして行っていきたいと思っております。 ○議長(木村琳藏君) 3番三浦一泰君。 ◆3番(三浦一泰君) ただいま地域や教育関係を巻き込んだ活動の展開や、関係企業、団体との連携を図り取り組んでいくとの答弁がありました。釜石市環境基本計画の施策を展開していく原動力は、紛れもなく釜石市民です。ぜひ釜石市民が意欲を持って取り組める環境づくりに力を出していただきたい、そういうふうに思います。 最後の質問になりますが、現在、コロナ禍における市民の生活環境は、これまでとは大きく変わっているものと推察いたします。したがって、現状の生活環境をつぶさに調査研究し、今の時代に合った取組を意識することが必要であると思います。これから策定する釜石市環境基本計画には、将来を見据えた生活環境を考慮することが必要と思いますが、市の考えをお伺いいたします。 ○議長(木村琳藏君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(和賀利典君) 将来を見据えた生活環境も考慮しながら、そういう計画の中に盛り込んでいかなければいけないんじゃないかという御質問でございますけれども、現在、コロナ禍における市民の生活環境は、緊急事態宣言ですとかまん延防止等重点措置などの影響によりまして、不要不急の外出自粛など大きく変わっているものと考えております。今後、策定いたします環境基本計画におきましては、国・県の動向を踏まえまして、当市を取り巻く生活環境の変化ですとか将来予測などを正確に把握しまして、計画、施策に反映させていかなければならないものと考えております。 このことから、市民、事業者、学識経験者などで構成いたします、副市長をトップといたします計画策定委員会を設置いたしまして、様々な視点から、皆さんから御意見をいただきながら、それらの内容を検証もしながら計画策定をしていく予定としたいと思います。 ○議長(木村琳藏君) 第4款の質疑を終わります。 暫時休憩をいたします。               午後3時9分休憩---------------------------------------               午後3時40分再開 ○議長(木村琳藏君) 休憩を打ち切って会議を再開いたします。 あらかじめ会議時間の延長を行います。 暫時休憩をいたします。               午後3時41分休憩---------------------------------------               午後4時20分再開 ○議長(木村琳藏君) 休憩を打ち切って会議を再開いたします。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 休憩前に上程されております日程第11、議案第66号令和3年度釜石市一般会計補正予算(第4号)について、市長から撤回したい旨の申出があります。 この際、議案第66号令和3年度釜石市一般会計補正予算(第4号)の撤回について、日程を追加し、議題とすることに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、この際、議案第66号令和3年度釜石市一般会計補正予算(第4号)の撤回についてを日程に追加し、議題とすることに決しました。 当局から説明を求めます。総務企画部長。  〔総務企画部長佐々木勝君登壇〕 ◎総務企画部長(佐々木勝君) 本議会に御提案申し上げております議案第66号令和3年度釜石市一般会計補正予算(第4号)につきましては、その内容について再検討し、修正を要する部分がございますことから、撤回いたしたいと存じますので、釜石市議会会議規則第19条の規定により議会の承認を求めようとするものでございます。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(木村琳藏君) 以上で当局の発言は終わりました。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第66号令和3年度釜石市一般会計補正予算(第4号)の撤回については、これを承認することに御異議ありませんか。 8番高橋松一君。 ◆8番(高橋松一君) 撤回することはいいんですが、せっかく時間をかけてきた審議内容はどうなるの。生きるの、それとも最初からやり直すの。 ○議長(木村琳藏君) それは生きます。会議録に残りますから。今までやってきたことは、会議録にちゃんと残っていますから。 ◆8番(高橋松一君) 残ることは分かるが、さらに再提案されたときに、もう一回やり直すの。 ○議長(木村琳藏君) いや、そういうことはありません。今まで進んできたことは会議録に残っていますんで。 ◆8番(高橋松一君) 残るからいいということですか。 ○議長(木村琳藏君) そうですね。そうしてそれを、要するに次のステップにして入っていけばいいわけですから。 ◆8番(高橋松一君) すると、今日、ストップしたところから……(「違うでしょう」と呼ぶ者あり)最初からということで。 ○議長(木村琳藏君) 最初から。申し訳ございません、ちょっと説明が悪かったんで、最初から再提案。 ◆8番(高橋松一君) 最初からね。はい、分かりました。 ○議長(木村琳藏君) よろしいですか、それで。 ◆8番(高橋松一君) はい。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第12、議案第67号箱崎半島線道路災害復旧(1災538号鵜住居)工事の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第67号を採決いたします。本案を原案どおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第13、議案第68号嬉石漁港車両不法投棄に伴う損害賠償請求事件に係る訴えの提起に関し追認の議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第68号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第14、議案第69号釜石市過疎地域持続的発展計画を策定することに関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第69号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第15、議案第70号市道路線の認定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第70号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第16、認定第1号令和2年度釜石市一般会計歳入歳出決算から日程第24、認定第9号令和2年度釜石市農業集落排水事業会計決算まで、9件を一括議題といたします。 お諮りいたします。ただいま一括議題といたしました認定9件は、17人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、日程第16、認定第1号から日程第24、認定第9号までの9件は、17人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決しました。 ただいま設置されました決算特別委員会の委員選任につきましては、委員会条例第8条第1項の規定により、議長において議員全員を指名いたします。 では、決算特別委員会は直ちに本議場において委員会を開会し、正副委員長を互選の上、当職まで御報告をお願いします。 改めて招集はいたしませんので、御了承願います。 この際、暫時休憩をいたします。               午後4時28分休憩---------------------------------------               午後4時41分再開 ○議長(木村琳藏君) 休憩を打ち切って会議を再開いたします。 ただいま決算特別委員会は、委員長に8番高橋松一君、副委員長に5番野田忠幸君をそれぞれ決定した旨、報告がありました。 お諮りいたします。決算特別委員会に付託されました認定9件について、来る9月17日の本会議において、審査の経過並びに結果の報告を願うことにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 決算特別委員会は、来る9月17日の本会議において、審査の経過並びに結果の報告を願います。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第25、委員会提出議案第2号加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的支援制度等の創設を求める意見書の提出についてを議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 民生常任委員長。  〔民生常任委員長千葉榮君登壇〕 ◆民生常任委員長(千葉榮君) ただいま議題に供されました委員会提出議案第2号加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的支援制度等の創設を求める意見書の提出について、提案理由を御説明申し上げます。 加齢性難聴は、日常生活を不便にし、コミュニケーションを困難にするなど生活の質を落とす大きな原因になるばかりか、最近では鬱や認知症の危険因子になるのではないかということも指摘されております。難聴によりコミュニケーションの減少によって、脳に入ってくる情報が少なくなることが、脳の機能の低下につながり、鬱や認知症につながるのではないかと考えられております。 日本の難聴者率は、欧米諸国と大差はないものの、補聴器の使用率は欧米諸国と比べ低く、日本での補聴器の普及が求められております。 しかし、日本において補聴器の価格は、片耳当たりおおむね15万円から30万円であり、保険適用でないため全額が自費となること、身体障がい者である高度難聴者や重度難聴の場合は、補装具費支給制度により負担が軽減され、中等度の場合は購入後に医療費控除を受けられるものの、その対象者は僅かで、多くの方が自費で購入しており、特に低所得者の高齢者に対する配慮が求められております。 欧米では、補聴器購入に対し公的補助制度等があり、日本では、一部の自治体で高齢者の補聴器購入に対し支援を行っている程度であります。補聴器を普及することは、高齢になっても生活の質を落とさず、心身ともに健やかに過ごすことができ、認知症の予防、ひいては健康寿命の延伸、医療費の抑制につながると考えられていることから、加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的支援制度等を創設するよう要望するため、地方自治法第99条の規定により、国に対して意見書を提出しようとするものであります。 以上で提案理由の説明を終わります。よろしく御賛同賜りますようお願いいたします。 ○議長(木村琳藏君) 次に、討論の通告はありませんが、討論はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) これにて討論を終結いたします。 これより委員会提出議案第2号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(木村琳藏君) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。本日はこれをもって散会いたします。               午後4時46分散会                         釜石市議会議長 木村琳藏                         釜石市議会議員 高橋松一                         釜石市議会議員 千葉 榮...